海外出張の多い仕事に転職したいんだけど、どんな仕事がおすすめなんだろう。転職方法や、求人の探し方も知りたいな。
こんな方に役立つ記事です。
- 海外出張が多い仕事に転職したいならエンジニアを狙え
- エンジニアを狙う理由
- エンジニアに転職する際のデメリット
- 海外出張の多いエンジニアへの転職方法
どうも、miyanoです。
誰もが一度は、世界中を飛び回る仕事に憧れますよね。
でも、『海外出張って一部のエリートが行けるもんだし、自分には関係ないよな。』と思って諦めている人もいるかもしれません。
でも実際はそんなことなくて、特に理系であれば、ポイント押さえて転職すれば海外出張の多い仕事にも就けます。
中でも、特におすすめなのがエンジニアです。
ということで今回は、海外出張の多い仕事に転職したいならエンジニアを狙うべき理由と、転職方法についてお伝えしていきます。
筆者の経歴
新卒で大手の化学メーカーに入社。プラントエンジニアとして1年目からアメリカやタイなど幾度となく海外出張を経験しています。
社外の海外出張者もたくさん見てきたので、それらの経験も踏まえてお伝えしていきますね。

海外出張が多い仕事に転職したいならエンジニアを狙え【理系向け】

海外出張の多い職種として一般的に言われているのはこの2つです。
- 営業
- エンジニア
海外売上比率の多い(50%以上が目安)会社で、この2つの職種あれば海外出張に行ける可能性も高いですね。
これに当てはまっていれば、総合商社だろうが、機器メーカーだろうが、化学メーカーだろうが、業種はあまり関係ないです。
で、理系であれば営業ではなくエンジニアを狙うべき、というのが今回の趣旨ですね。
『エンジニア』と言っても大きく分けて2つあります。
- プラントエンジニア・現場監督
- メーカーのフィールドエンジニア
前者は、ざっくり言うと海外の建設案件の現場監督や施工管理の仕事です。
後者は、海外のお客さんに納めた製品の設置、試運転、調整、メンテナンス等で出張する仕事ですね。
『エンジニア』と聞いてプログラマーのようなものを想像していた人もいるかもしれませんが、残念ながら違います。
ホワイトカラーで海外飛び回りたい方は素直に営業になるか、フリーランスになりましょう。
ちなみに僕は現在はIT系のフリーランスをやっていまして、そっちに興味がある方はプロフィールに詳しく書いてあるので是非ご覧ください。

海外出張の多い仕事に転職したいならエンジニアを狙う理由

- 年収が高い
- 英語が話せなくても大丈夫
- 若いうちから活躍できる
- やりがいがある
海外出張の多い仕事に転職したいならエンジニアを狙うべき理由は、この4つです。
年収が高い
転職サイトで海外出張のある営業職の求人を見て頂ければわかりますが、「学歴不問、未経験歓迎」の求人が多いです。
つまり、営業職の場合はある程度英語が話せれば誰でもできるということです。
もちろん、会社の規模や役職によっても違うので一概には言えませんが、年収はエンジニアよりは低くなる傾向にあります。
せっかく海外を飛び回るという、割と負担の大きいことをやっているので年収は高いに越したことはないですよね。
またエンジニアの場合、出張が長期間になることもあるため、その分手当がガッポリもらえます。
実際、僕も2年目で手取り月給50万円を超えることも珍しくありませんでした。
英語が話せなくても大丈夫
エンジニアであれば英語が話せなくても大丈夫です。
交渉や意思決定が絡む場合はそれなりの英語力が必要ですが、エンジニアの場合は求められるのは技術力です。
専門知識さえあれば、あとは出張の1ヵ月前くらいから勉強すれば十分間に合います。
おすすめの勉強法はこちらにまとめています。

逆に、営業職でバリバリ現地で活躍したいのであれば英語が話せないとダメです。
なぜかというと、交渉等の意思決定の場では、「お互いの認識を共有しながら進める」ことが重要になります。
と思ったことが、実は違うニュアンスだった、ということは結構あります。
なので、初心者にありがちな単語を羅列する程度の会話だと、細かいニュアンスが抜け落ちてしまい、重要な意思決定は難しいです。
若いうちから活躍できる
若いうちから海外出張で責任ある仕事ができます。
特に建設業界やプラントエンジニアリング業界では、OJTが主流ですので、1年目から上司と最前線で働くことができます。
実際僕も1年目から海外で、最前線で働く上司たちと同じ環境で働くことができていました。
せっかく海外出張したい!と思って転職しても、『3年は国内で修業だ!』なんて言われたらたまりませんからね。
やりがいがある
プラントエンジニアの場合は、時には数億円単位のプロジェクトの担当者になることもあります。
規模感が大きいとやりがいもありますし、1人の裁量が大きいので、自分のやり方で進めていくこともできます。
フィールドエンジニアだと規模は大きくありませんが、現地に行った際は責任者として、個人の裁量で仕事を進めている人が多く、やりがいもありそうでした。
ちなみに海外営業の場合、大半の仕事は現地代理店とのやりとりや調整業務です。
中小企業やベンチャー企業なら、販路拡大のための交渉やプレゼンもあるかもしれませんが、基本的には既にある現地代理店とのやり取りが多いですね。
僕が関わっていた海外営業の方は、現地代理店の仕事が遅くて顧客に文句言われて大変そうでした。
海外出張が多い仕事でエンジニアを狙うデメリット

いい面を紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
それがこの2点。
- タフさが必要
- 未経験は厳しい
タフさが必要
要するに『自宅以外の場所で、しかも行動や環境の制限がある中で、長期間過ごせること』です。
建設系のエンジニアの場合は、1回の出張期間が長くなりがちなのでこういったタフさが必要になってきます。
僕みたいに内向型で、自宅大好きなタイプだと、、、向かないかもです。
昔、専業3社の説明会に行った時は『学生時代はバックパッカーで世界一周して、ガンジス川でバタフライしました』みたいな人タイプの方が多かったので、あながち間違ってはないと思います。
未経験は厳しい
未経験OKの求人もありますが、数は少ないですのでハードルは高めです。
特に、大手の企業ではまず未経験歓迎の案件はありません。
中途採用は基本的に即戦力を求められていますので、実務経験が条件に指定されることがほとんどです。
経験年数まで指定されている求人は少ないですが、即戦力として採用することを考えると、3年以上の経験は求められるでしょう。
一部、100名以下の規模の企業や、大手企業の外注先や下請けの企業では未経験・第二新卒OKの案件もあります。
ただしエンジニアとしての経験がなくても、関連する経験があれば採用される可能性がありますね。
例えば、強電の設備設計の経験や、ゼネコンでの土木・建築の施工管理の経験、分析計などの特殊な計器に詳しい人など、マッチすれば採用の可能性はあります。
実際に僕の前職でも、機器メーカーから転職してこられた方も何人かいました。
ただ、手に職をつけたい人にはベストな選択です
デメリットを2つ紹介してきました。
海外で働く上では、営業職に比べると転職する際のハードルは高めです。
ただ、これらは逆に言えば、敷居が高い分、手に職をつけて経験を積めばキャリアアップも積極的に狙っていけるということでもあります。
理系であれば狙う価値のある職種ですね。
海外出張の多い仕事への転職方法2ステップ

転職する場合はこの2ステップで進めていけばOKです。
- 転職エージェントに登録する
- 初回面談に参加する
転職エージェントに登録する
転職系のサービスには、転職サイトと転職エージェントの2種類がありますが、転職エージェントの方がおすすめです。
専門性のあるエンジニア系の求人は非公開になっていることも多いので、エージェントに相談しながらやる方が確実なので。
エンジニア希望者におすすめの転職エージェント
doda:大手の中でもエンジニア系の求人数は多いので、まず最初に登録すべきですね。
マイナビエージェント:転職エージェント大手。非公開案件も多いですので登録して損はないです。
とりあえず大手に登録しておけば、それなりの選択肢から選ぶことができるので間違いないです。
初回面談に参加する

dodaと
マイナビエージェントは転職エージェントサービスですので、最初に面談の案内が来ます。
初回の面談に参加しすれば、本気度が高いということで今後優先的に求人を紹介してもらえます。
参加しないと、せっかくいい求人があっても後回しにされてしまうこともあるので、初回の面談は必ず参加するようにしましょう。
結局、マッチングの問題です
どんなに転職サイトや転職エージェントが良くても、転職先の会社があなたに合わなかったら意味ないですよね。
なので、どの転職サイトに登録しようか迷う意味はなくて、登録した後に転職先の会社をしっかり自分で判断することが重要です。
採用されるには自分を良く見せることも大事ですが、それ以上に、自分が譲れない価値観をはっきりさせて、ミスマッチのない転職をすべきです。
まずは行動しないと始まりません

何事もそうですが、まずは行動しないと何も始まりません。
この記事で書いたことも一般論ですし、1つ1つの求人を見ていけば、未経験でもいい転職先があるかもしれません。
それに、活動してみてエンジニア業界への転職が難しそうだと思ったら、別の業界を探せばいいだけです。
いづれにしても、まず行動しないと何も分からないですし、何も始まりません。
それに、転職は平均で3~6ヶ月はかかると言われています。実際、僕の友人は仕事が忙しい職場だったので1年近くかかっていました。
なので、会社を辞める前に、今すぐ行動するのが正解です。
たまに『会社を辞めてから考えよう』という人もいますが、会社を辞めて収入がゼロになって、貯金が削られていく状態では、冷静な転職活動はできないです。
どのサイトも登録は5分程度で終わりますので、この機会に行動してみましょう。
doda:大手の中でもエンジニアの求人数は多いので、まず最初に登録すべきですね。
マイナビエージェント:転職エージェント大手。非公開案件も多いですので登録して損はないです。
