どうも、miyanoです。
今回は、2017年6月に発売された、前田裕二さんの「人生の勝算」を社畜目線で読んだので、要約・感想・書評についてまとめてみました。
2時間ほどでスラスラ読める本ですので、気になった方は読んでみてくださいね。
「人生の勝算」の要約
発売日:2017年6月29日
価格:単行本 1512円 (amazon発売日時点)
「人生の勝算」著者の前田裕二さんってどんな人?
(出典:QREATORS)
1987年東京生まれの現在30歳。
「今最も注目される20代起業家」と表紙に書かれていましたが、先日誕生日を迎えられ、30歳になったようですね。
若々しくてイケイケな雰囲気の方ですね、おっとりした私とは大違いです笑。
前田さんは、
2010年に早稲田大学を卒業⇒外資系投資銀行に入社⇒ニューヨークへ⇒DeNAに入社し、2015年にSHOWROOM株式会社を設立し、起業。
現在はSHOWROOM株式会社代表取締役社長を務めていらっしゃいます。
SHOWROOMとは、PCやスマホからライブ配信を行えるサービスで、ライブステージをイメージした配信画面や、視聴者がアバターで表示されること、配信者にギフトアイテムを送ることができるといった特長があります。
経歴だけ見ると、超カリスマエリートのような印象を受けますが、この本を読んでみると、失敗や挫折に見舞われながらも、人並み外れた努力によってここまでやってこられた方だということが分かります。
まあ成功している人というのは漏れなくメチャクチャ努力していて、努力を努力だと思っていない超絶マインドを持っていますからね。
私もこの本を読んで刺激を受けました。
「人生の勝算」を独断と偏見で要約
全体を通して、SHOWROOM株式会社代表取締役社長になるまでの人生を順序立てて書いてあります。
節目となった出来事の中で、前田さんがどのように考え、行動していたのか、そして、コミュニティ(ファン)ビジネスのポイントが自信の経験と思考を元に鮮明に書かれています。
第1章:幼少期のギターの弾き語りの経験とコニュニティビジネスの要素やポイントについて書かれています
第2章:ファンビジネスを俯瞰しながら、SHOWROOMの作る新しいエンタテインメントのかたちについて書かれています
コミュニティビジネスは価値の中でも「感情的価値」や「自己表現的価値」を主軸に置いているので、本来はこの辺の感覚がないと分かりづらいと思いますが、
それを本の中では、多くの具体例や、かみ砕いた表現をつかってポイント分けしていて、誰にでもわかりやすく解説されていますね。
既にビジネスをやられている方にとても役立つ章だと思います。
第3章~5章:SHOWROOM起業に至った経緯をご自身の経験をもとにストーリーベースで書かれています
外資系投資銀行やニューヨークでの経験から学んだ仕事術やマインドについて具体的に書かれていますね。
そして、エピローグでも触れている、人生のコンパスを持つことの重要性を経験に基づいて書かれています。
この本では、人生のコンパスとは「自分が人生を懸けて何をするか」としています。
確かに、就活でも、社会人になっても、何でもそうですが、自信や信念を持っていて、やりたいことに真っ直ぐな人って何だか輝いて見えますし、とても楽しそうですよね。
第6章:SHOWROOMの未来と次に来るビジネスについて書かれています
次のコミュニケーション革命として、「ライブストリーミング」を挙げていますね。
今ではFacebookでも、Twitterでも、Instagramでも、YouTubeでもライブストリーミングができるようになりました。
ただ、次に来るという言葉に乗せられて、なんとなくライブしているだけだと何にもならないので、この本に書かれているようなファンビジネスの本質や、コミュニケーションについて理解した上で活用していくことが重要だと思います。
さてざっくり要約してみましたが、そんな「人生の勝算」を読んで、特に社畜に役に立つと思うポイントをまとめてみました。
「人生の勝算」社畜目線で役立つポイント
ポイント1:「頑張るから」です。
前田さんは、SHOWROOMを立ち上げてからわずか数年でここまで成長させてきたり、
前職の営業でも、スピード感をもって成果を上げてきた理由としてシンプルに「頑張るから」です。と書いています。
今はどんなに優雅に過ごしているように見える成功者でも、過去、もしくは現在も裏ではめちゃくちゃ努力しているということですね。
しかもそれを努力と思っていなくて、当たり前だと思っているわけです。
ちょっと耳が痛い話かもしれませんが、
「社畜で忙しいから、時間がないから」という言い訳をしていては、現状は何も変わりませんからね。
前田さんのこの言葉からは、行動のマインドの重要性がひしひしと伝わってきますね。
ポイント2:仕事の成否はモチベーションによって大部分が決まる
SHOWROOMというサービスが作る未来を信じて、命を懸けて突き進んでいける理由として、本の中で前田さんは、
人生を掛けてもよいと思えるモチベーション設計ができているから。と語っています。
人によっては前時代的な根性論に聞こえるかもしれませんが、このサイトでもお伝えしている通り、専門知識やノウハウだけあっても成功することは出来ません。
一番大事なのは、前田さんが言っているように、モチベーションやマインドの部分だと思っています。
唯一共感し切れなかったポイント:人生のコンパスを持つ
この本では、「徹底して自分と向き合って、自分が人生を懸けて何をするかを見極めること」を人生のコンパスを持つという表現で書いています。
コア・信念・自分探し、といった類のものだと思います。
私は決して、コアや信念が重要ではないとは思いません。
確かに、自分の中で人生の価値観や、向かうべき方向性が定まっている人はエネルギッシュですし、人生の幸福度も高いと思います。
ただ、そういったコアや信念は、自分自身の経験や体験に基づくゆるぎないものであって、私を含め、レールの上をただ走ってきた大半の人にとっては簡単に見つかるものではありませんね。
そういった人は、まずは目の前のやるべきことに全力を注ぐべきだと思います。
そして、社畜を脱して自分に余裕が出てきて初めてコアや信念を遂行していけば良いと思います。
明日食っていくのもやっとという不安定な状況では、到底、人や世の中の役に立つことなんて出来ませんからね。
「人生の勝算」感想・要約・書評まとめ
今回記事に書かせていただいたものは一部ですが、この本には他にも様々なエッセンスが散りばめられていて、単純に物語としても楽しむことができますので、
気になる方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
この本を参考に、自分の目の前のやるべきことに全力を注いで人生のコンパスを見つけていきたいですね!
「でも、具体的に何やったらいいかわからないっす(;^ω^)」
という人もいるかもしれませんので、そんな方はとりあえず自分で稼ぐ力を身に付けることから始めてみてはいかがでしょうか?
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