どうも、miyanoです。
今回は、2018年3月に発売された、メンタリストDaiGoさんの本「週40時間の自由をつくる超時間術」を社畜目線で読んだので、要約・感想・書評についてまとめてみました!
「焦りを余裕に変える科学的方法」ということで、時間に対して科学的なアプローチから迫っているので説得力がある本だと思います。
「週40時間の自由をつくる超時間術/メンタリストDaiGo」を独断と偏見で要約
発売日:2018年3月
価格:1512円(発売日時点)
「週40時間の自由をつくる超時間術」著者のメンタリストDaigoさんってどんな人?
<引用:メンタリストDaiGoオフィシャルブログ>
DaiGoさんは1986年生まれ静岡県出身、この記事執筆時点では31歳ですね。
若々しくて知的な雰囲気を感じる方ですね、おっとりした僕とは大違いです(笑)
DaiGoさんというと、「テレビでスプーン曲げしたりババ抜きしてる人でしょ?」というイメージがあるかもしれませんが、
実際は企業のビジネスアドバイザーや、作家、大学教授などアカデミックな活動をメインにしている方なんです。
著書はかなりのペースで出版されているので、本で見かけることも多いかもしれませんね。
あと、ニコニコ生放送でのライブ配信活動も行っています。
チャンネル登録者数は数千人単位になっていて、若い人の間ではかなりの知名度になっているんじゃないでしょうか?
そんなDaiGoさんは、慶応義塾大学の卒業で、大学では、人の心を作ることに興味を持ち「人工知能記憶材料系マテリアルサイエンス」を研究していたそうです。
(文字だけ見ても全然イメージつきませんね(笑))
その後、メンタリストとしてテレビでパフォーマンスをするようになったそう。
経歴だけ見ると、超エリートのような印象を受けますが、
1日に10~20冊も読書をするほどの読書好きで、きっと失敗や挫折に見舞われながらも、人並み外れた努力によってここまでやってこられた方ではないかと想像できます。
まあ成功している人というのは漏れなくメチャクチャ努力していて、努力を努力だと思っていない超絶マインドを持っていますからね。
「週40時間の自由をつくる超時間術」の各章の構成と感想

■ 全体の概要
本書は、単なる「時間術」といったテクニックではなく、マインドや忙しさに対する認識(時間感覚)を正していこうという方向性なので、しっかり実践すれば本質的に自分の時間を取り戻すことができそうです。
そして、最終的には時間の感覚を捨て、自分にとって本当に大事なことだけに人生を投資するということをゴールにしています。
ただし、シンプルな時間術だと思って読み始めると、なかなか読み応えのある内容というか、じっくり読まないと理解が難しい部分もあるので注意が必要ですね。
第5章では具体的な8週間プログラムもあるので、本気で自分の時間感覚を矯正して、本質的に自分の時間を取り戻していきたい人におススメの内容になっていますね。
■ 第1章:時間にまつわる3つの勘違い
第1章ではまず、時間が足りない「本当の理由」について説明されています。
実は「忙しい」「時間がない」というのは錯覚であるというのがメインの主張ですね。
実は時間自体はあるんだけど、時間に追われている感覚によって生産性が下がって、実際の時間もなくなってしまう、ということらしく、
僕も最初は理解できませんでしたが、この本を一通り読むと納得することができます(笑)。
■ 第2章:時間感覚を正す7つのフィックス
第2章では、実際に時間感覚を正すための7つの方法が紹介されています。
単純な「時間術」ではないのがこの本の特徴ですね。
一見時間に関係のなさそうな方法もありますが、この章をじっくり読んで、実践すれば時間に追われている感覚を矯正していくことができるようになっていますね。
■ 第3章:それでも時間がないあなたに贈るストレス対策
第2章で紹介されている方法は長期的に時間感覚を矯正していく方法ですが、「すぐに時間に追われるストレスから解放されたい」と思う人もいると思います。
この章ではそんな人のために、パッと短時間で出来るストレス対策が紹介されていますね。
■ 第4章:職場の「時間汚染」に打ち勝つ働き方
自分の中で時間の感覚を取り戻そうとしていたとしても、急な電話や呼び出しとか、外部から降りかかってくるタスクに対してはどうしようもありませんよね。
この章ではそういった「時間汚染」に対して対応するための策が紹介されていますね。
■ 第5章:自分の時間を取り戻す8週間プログラム
ここまで書かれてきたテクニックを実践するための、8週間のプログラムが具体的に書かれています。
第2章を理解していないと難しいかもしれませんが、僕は実践してみようと思います!
さて、ざっくり要約してみましたが、こんな「週40時間の自由をつくる超時間術」を読んで、特に社畜に役に立つと思うポイントをピックアップしてみました。
「週40時間の自由をつくる超時間術」社畜目線で役立つポイント
ポイント1:自分にとって本当に大事なものを見極め、時間そのものの感覚を捨ててしまう

この本で最終目標としているところですね。
時間そのものの感覚を捨てるというのはなかなか難しい表現ですが、要するに時間に追われている感覚による、生産性の低下やストレスから解放されて、その分、それらを人生において達成したい目標や大切なことに集中していこう、ということだと思います。
僕も思い返してみると、案外「忙しい、時間がない!」という思い込みによって生産性が低下して、結果、本当に時間がなくなってしまう、という負のループに陥っていることがあります。
社畜であれば、この本の手法を試して時間感覚を矯正し、仕事を早く終わらせることによって、早く寝て体力も回復することも出来ると思いますし、家族のために使うことも、将来の転職・独立のための活動にも集中することができますよね。
「人生において達成したい目標なんてよくわからん・・・」
と思っている人は後半にヒントを書いていますので参考にしてみてください。
ポイント2:大事なのは作業量よりも生産性
これは当たり前と言えば当たり前なんですが、やるべきことが多いほど生産性が下がってしまうということですね。
なのにもかかわらず、「もっと残業して成果出さないと!」という会社の多い事、、、
この本ではそういった職場での乗り切り方も紹介していますが、個人的におススメの方法もこの後紹介しますので参考にしてみてくださいね。
僕の場合は会社とは別で、こういった形でブログもやっているんですが、経験上、無理して毎日やることを詰め込むよりも、毎日確実にこなせる量を淡々とやっていったほうが
結果的に生産性が高くなりますね。
プラスアルファのポイント:人間関係の時間汚染を避ける

この本を読んだうえで、個人的にプラスアルファでおススメしたいのが、「人間関係の時間汚染を避ける」です。
会社員であれば、必要以上に他人に時間を汚染されていることが多いのではないでしょうか。
例えば、飲み会などの付き合い、仕事でのダラダラした雑談などなど、ついつい誘われると言ってしまいがちですが、それは本当に自分の人生で大切なことなのでしょうか?
そういった必要のない人間関係は避けてしまった方が良いと思います。
人間関係の時間汚染を避ける上で必要なのは「断る力」です。
僕はつい最近だと会社の飲み会を断りました(笑)。
「週40時間の自由をつくる超時間術」感想・要約・書評まとめ

いかがでしたでしょうか。
単純な「時間術テクニック本」だと思って買うと痛い目にあうかもしれませんが、「時間感覚」に対して本質的に迫っているので、興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか?
この本では、最終的には時間の感覚を捨て、自分にとって本当に大事なことだけに人生を投資するということをゴールにしています。
という人も多いかもしれません。
確かに、自分の中で人生の目標や、向かうべき方向性が定まっている人はエネルギッシュですし、人生の幸福度も高いと思います。
ただ、そういった目標や方向性は、自分自身の経験や体験に基づくゆるぎないものであって、僕を含め、レールの上をただ走ってきた大半の人にとっては簡単に見つかるものではありませんね。
そういった人は、まずは自分に余裕が出るまで、お金を稼いだり、環境を変える努力をすることに全力を注ぐべきだと思います。
正直、明日食っていくのもやっとという不安定な状況では、到底、人や世の中の役に立つことをしたり、理想を掲げることなんて出来ませんからね。
自分に余裕が出てきて初めて本当に達成したい目標を遂行していけば良いと思います。
