英語が話せないのに急に海外出張が決まってしまった!短期でどうにかする方法ないかなー?
こんな方に役立つ記事です。
- 英語できないエンジニアのための海外出張用の短期勉強法【現地編】
どうも、miyanoです。
会社で働いていると、思いがけないタイミングで海外出張を命じられることがありますよね。
理系の技術系エンジニアであっても、海外の客先のところに行って、機器の納入や立ち合い、メンテナンス作業を行うこともあります。
他にも、建設業のエンジニアであれば、海外で工事の施工管理等もあるかもしれませんね。
とは言え、いきなり海外出張が決まったら、
授業でやったくらいの英語力だし、何も準備してない!やばい!
と焦りますよね。
めっちゃ分かります(笑)。
ということで今回は、海外出張まで残り1ヵ月程度しかないエンジニア向けに、短期勉強法をお伝えしたいと思います。
後編となる今回は、海外出張で実際に現地に行った際の勉強法です。
まだご覧になっていない方は、先に前編となる準備編をご覧下さい。

入社1年目で、飛行機に乗ったことないのに半年間アメリカにぶっ飛ばされた経験があります。
そこからどうにか、1人で海外案件担当できるくらいになれたので、その経験を踏まえてお伝えしていきますね。

事前準備編のおさらい【英語できないのに海外出張】

事前準備編の記事はこちら

簡単にまとめると、事前準備ではこの5ステップで学習法をお伝えしました。
- 目的をはっきりさせよう
- 頻出フレーズを覚えよう
- 専門用語を覚えよう
- 最低限の日常英会話を覚えよう
- 時間が許す限りアウトプットしよう
ここまでやっておけばある程度準備は整ったと思います。
とはいえ、いくら準備をしていても予期せぬ事態はつきものです。
むしろ重要なのは現地に行ってから、実際に英会話をどう活用したり、対応して、出張の目的を果たすか、だと思います。
ということで、今回は現地編をお届けします。
英語できないのに海外出張!エンジニアのための短期勉強法【現地編】

- 聞き取れなかったら聞き返そう
- わからないことはすぐに調べよう
- ビジネスマンとしての目的を果たそう
ポイント1:聞き取れなかったら聞き返そう
初めて海外に行ったときに誰しもが経験する困りごとといえば、リスニングです。
学校の授業やTOEICの試験程度しか英語を聞いた経験がなければ、実際に現地の人の普通のスピードの会話を聞いたら
と思うはずです(僕もそうでした笑)。
スピードもそうですが、発音が”なまっていて”聞き取れないというパターンもあります。
英語の教科書に出てくるようなキレイな発音をしてくれるのは、アメリカの中でも都会の人たちが多い印象です。
同じアメリカでも地域によってはかなり“なまり”があって(子音がはっきりしない感じ)、アメリカ人同士でも「今何て言った?」と確認しあうことも少なくありません。
アメリカに限らず、例えばアジア圏であれば、アジア人独特の発音(日本人風の舌を巻かない感じ)も多く、これらは事前に勉強してどうこうしようと思っても無理ですね。
そんなときは素直に聞き返せばいいんです。
聞き返すときにはこの2パターンが使えるはずです。
相手の言っていることが全く聞き取れなかった場合
『Could you say that again, please?』(もう一度おっしゃって頂けますか?)
『Could you speak more slowly, please?』(もう少しゆっくりおっしゃって頂けますか?)
相手の言っている単語やキーワードだけ聞き取れた場合
そのキーワードを反復して、「○○?」という形で、○○は聞き取れたけど、それ以外よくわからないというニュアンスで聞き返す。
ただし、何回も「もう一度おっしゃっていただけますか?」と聞くのはちょっとよろしくないです。
なので、単語やキーワードが聞き取れたら、「○○って△△のことですか?」と、一歩進んで聞き返すと徐々に会話が進んでいきます。
いずれにせよ、自分がわかっていないのに分かった風に返事するのが一番よくないですよね。
「そんなに聞き返して失礼に思われないか」と不安になるかもしれませんが、相手は「日本人が英語を話慣れていない」ということは分かってくれています。
分かっているうえで、最初にどれくらい英語ができるのか確認してくれていることが多いです。
そして、そのレベルに合わせて話すようにしてくれます。
相手もビジネスマンですから、それくらいの配慮はしてくれるので心配いりませんよ。
余談ですが、たいして英語が話せないのに、見栄を張っていかにも英語っぽい発音をするのもおススメしません。
もちろんスラスラーっと言えた方がカッコいいんですが、経験上、
「This is a pen.」とカッコよく発音するよりも、
「でぃす いず あ ぺん」と平べったく“日本人英語”で話した方が伝わる可能性が高いです。
(昔、僕が調子に乗ってそれっぽい発音したら全く通じなかったのに、逆に、50代のスマホの使い方もままならないような、おっちゃんの”日本人英語”の方が伝わっていて悔しかった覚えがあります笑)
1つ目のポイントをまとめてみます。
- わからなかったら聞き返そう
- 相手も自分の英語力をわかってくれる、何も話さないより全然良い
- 自信がなかったら変にネイティブっぽい発音にするのはやめよう
さて、個人的には次のポイントが一番重要だと思います。
ポイント2:わからないことはすぐに調べよう
次に困るのは、
こういうことを言いたいんだけど、どう言っていいかわからなくて、モドモドしてしまった!
というスピーキングのことだと思います。
頭の中では日本語で言いたいことが浮かんでいるのに、英語でどう言ったらいいかわからなくて結局何も言えないのは、よくあることです。
そこで「俺は頭悪いから話せないのは仕方ないんだ」と、自分以外のせいにしてしまえば楽かもしれませんが、それではせっかくの成長の機会を逃してしまって、現状は何も変わりませんよね。
言いたくても言えなかったことがあったら、すぐに調べてみましょう。
調べて言い方を覚えたら、次に同じシチュエーションになったときには話せますよね。
正直、英会話の本で学んだフレーズって、実際のシチュエーションで使わないものもありますが、
「言えなかった→調べる」という過程で学んだフレーズは、まさにあなたの仕事で役立つ英語です。
実際、僕と一緒に海外出張していた同僚は、普段は海釣りばっかりしていて全く英語に縁のないやつでした。
でも、「言えなかった→調べる」を繰り返して、帰るころには仲良くなったアメリカ人とfacebookで友達になっていました。笑
彼がアメリカ人とコミュニケーションをとれるようになったのは、決して彼が天才だったからではないんです。
英語が話せなくても言い訳せずに、「自分が成長できる機会」だと素直に受け止められるマインドがあったからですね。
ポイント3:ビジネスマンとしての目的を果たそう
勉強法とは少し外れますが、忘れてはいけないのは、「あなたは海外に英語を勉強しに来たわけではない」ということですよね。
まがいなりにも会社の看板を背負って来ているわけですから、日常会話よりも仕事の話をメインしたほうがいいですよね。
それに、もしあなたが国内での経験を買われて海外出張に送り出されたのであれば、海外の相手が期待しているのは「その専門性」ではないでしょうか。
何も難しいことはなくて、「準備編で覚えた専門用語」と身振り手振りで、自信をもって積極的に話しかけることができれば相手は評価してくれるはずです。
そして、しっかりとあなたの専門性を伝えれば、多少英語が話せなくても相手は信頼してくれます。
逆にスラスラ英語が話せても、専門知識がなければ信頼を失ってしまいますよね。
現地に付いたらもう一度、あなたの今回の海外出張の目的をしっかり確認してみてください。
まとめ:英語できないのに海外出張!エンジニアのための短期勉強法【現地編】

- 聞き取れなかったら聞き返そう
- わからないことはすぐに調べよう
- ビジネスマンとしての目的を果たそう
ということをお伝えしました。
僕も初めて海外出張した時は右も左も分からず苦労しましたが、この記事が少しでもあなたの役に立てば幸いです。
さて、なんとなくいけそうな気になってきたでしょうか?
その希望を打ち砕くようで悪いのですが、実は海外出張って一般の人がイメージしているほど華やかなものではありません。
そんな僕の体験談をまとめた記事がありますので、「海外出張の現実を知りたい」というチャレンジ精神のある方は覗いてみてください笑。

