本記事は、下記ブログ記事の書き方3ステップの中の最初のステップである、記事設計について解説しています。

動画講義
記事設計の手順
- キーワード設定
- 読者のニーズ・ターゲット設定
- 記事構成決め
- タイトルと見出し決め
- マネタイズ・行動設計
まずはこの手順で記事の設計をしていきます。
いきなり本文を書きたくなるかもしれませんが、この設計で記事の大部分が決まるのでしっかり設計していきましょう。
① キーワード設定
- キーワード設定←今ココ
- 読者のニーズ・ターゲット設定
- 記事構成決め
- タイトルと見出し決め
- マネタイズ・行動設計
まずは記事で書くキーワードを決めます。
とは言え、僕の講座通りに進めていただいているのであれば、この時点で既に書くキーワードは決まっていると思います。
具体的には、記事ネタ洗い出し→キーワード選定→ライバルチェックという手順を踏みます。
キーワード選定って何?
という方は、まずはキーワード選定の理論から学んでみてください。

まだライバルチェックを学んでいない方は飛ばして大丈夫です。
記事執筆に慣れてきたら(10記事程度書いたら)取り入れてみてください。

具体例
この記事では具体例として『仕事 仮病 理由』というキーワードを選んだという想定で進めていきます。
② 読者のニーズ・ターゲット設定
- キーワード設定
- 読者のニーズ・ターゲット設定←今ココ
- 記事構成決め
- タイトルと見出し決め
- マネタイズ・行動設計
次に読者の検索ニーズやターゲットを設定していきます。
要するに、①で決めたキーワードで検索してくる人はどんなことが知りたくて検索している、どんな人なのかを設定します。
書きたいことを書くのではなく、まず読者の悩みや知りたいことがあって、それに対する答えを書くのが記事でしたね。
僕の講座の流れで進めていただいた方は、記事ネタを洗い出した際のターゲットとその悩みが検索ニーズに当たります。
キーワードを選んだら実際に検索してみて、洗い出した悩みに対応しているか確認してみてください。
検索して出た上位のサイトが解決している内容が、洗い出した悩みに対応していればOKです。
また、ライバルチェックできている方は、より正確に読者のニーズを把握しているかと思います。
ターゲットは具体的に設定しよう
ターゲットはできるだけ具体的に設定するのがおすすめです。
具体的に定めるべき理由
- ターゲットの定め方によって記事の内容が変わってくる
- ターゲットが曖昧だと共感してもらえない(じっくり読んでもらえない)
例えば『仕事 仮病 理由』というキーワードに対して、職業や職種が違ってくると内容や書き方が微妙に変わってきます。
また、ターゲットを曖昧に定めた文章よりも、具体的な文章の方が共感してもらいやすくなります。
具体例
キーワード:『仕事 仮病 理由』
ターゲット:仕事を仮病で休みたくてバレない理由が知りたいデスクワークのサラリーマン
読者のニーズは2種類ある
読者のニーズには、顕在ニーズと潜在ニーズの2種類があることを把握しておいてください。
顕在ニーズ:読者が自覚しているニーズ。『この悩みを解決したい』と明確になっているものです。
潜在ニーズ:読者が自覚していないニーズ。『言われてみれば確かに知りたかった、欲しかった』というものです。
例えば、こんな感じです。
具体例
キーワード:『仕事 仮病 理由』
ターゲット:仕事を仮病で休みたくてバレない理由が知りたいデスクワークのサラリーマン
顕在ニーズ:仕事を仮病で休む時にバレない理由が知りたい
潜在ニーズ:おすすめの仮病の連絡方法や休む時の注意点も知りたい
とりあえずこの時点では顕在ニーズだけ掴んでおけば大丈夫です。
潜在ニーズに関しては記事構成を考えながら同時に考えていきましょう。
③ 記事構成決め
- キーワード設定
- 読者のニーズ・ターゲット設定
- 記事構成決め←今ココ
- タイトルと見出し決め
- マネタイズ・行動設計
次に記事の構成を決めていきます。
書く内容(見出し)とその順番を決めていくということです。
記事構成は基本的にこの3ステップで考えていけばOKです。
記事構成決め3ステップ
- 顕在ニーズへの答えを書く
- 潜在ニーズへの答えを書く
- ライバルチェックで抽出したコンテンツを足す
1.顕在ニーズへの答えを書く
まずは顕在ニーズへの答えを書いていきます。
今回の例でいうと顕在ニーズは『仕事を仮病で休みたくてバレない理由が知りたい』でしたので、最初の見出しはそれに対する答えを書き、最後にまとめの見出しもつけます。
具体例
キーワード:『仕事 仮病 理由』
ターゲット:仕事を仮病で休みたくてバレない理由が知りたいデスクワークのサラリーマン
見出し2:仕事を休む時にバレない仮病の理由
見出し2:まとめ
見出し名は仮で大丈夫です。(見出し階層の考え方は後半で説明していきます)
ただ、この内容だけだと顕在ニーズだけを満たす100点の記事になります。
読者の期待値以上に価値のある120点の記事にするためには、さらに潜在ニーズを満たす内容を書く必要があります。
結論から書くこと
『仕事 仮病 理由』と検索した人に対して、いきなり『仕事に行きたくない原因』とか『私が仮病でバレた体験談』とかを書くのはダメです。
『そんなことより早く結論を教えてくれよ』と思いますよね。
記事構成ができたら、一旦、設定した読者ニーズ目線でチェックしてみるといいです。
2.潜在ニーズへの答えを書く
次に潜在ニーズへの答えを書いていきます。
最初の見出しで顕在ニーズが解決された後に、以下のことを考えていけばOKです。
- 解決した後にどんな疑問やニーズが出てくるか
- そもそも悩みを解決してどうなりたかったのか
先ほどの例で行くと『バレない仮病の理由が知りたい』という悩みが解決したあとの潜在ニーズを考えます。
ここでは、こんな潜在ニーズがあると設定してみます。
いい感じの仮病の理由はわかった。じゃあ、どうやって連絡すればいいか、また休日や休み明け出勤するときの注意点も知りたい。
となれば、次の見出しはこの潜在ニーズに対する答えを書けばいいわけです。
具体例
キーワード:『仕事 仮病 理由』
ターゲット:仕事を仮病で休みたくてバレない理由が知りたいデスクワークのサラリーマン
見出し2:仕事を休む時にバレない仮病の理由
見出し2:仮病で仕事を休む時の連絡方法
見出し2:休日・休み明けの注意点
見出し2:まとめ
売りたい商品などがある場合は、顕在ニーズを解決した後にクロージングしていく場合もあります。
潜在ニーズに正解はありませんし、詰め込みすぎると冗長な記事になってしまうこともあります。
キーワードや売りたい商品などによっても変わってくるので、ライバルの記事などを参考にしつつ考えてみてください。
3.ライバルチェックで抽出したコンテンツを足す
最後に、ライバルチェックで抽出したコンテンツがあれば付け加えていきます。(ライバルチェックをまだ学んでいなければ飛ばしてください)
付け加えるのは以下の2つです。
付け加えるコンテンツ
- 検索順位上位のほとんどのライバルサイトが触れている内容
- ライバルサイトを見ていて、「これ自分の記事にも書いた方がいいな」と思った内容
ライバルは皆書いているのに、自分だけ書いていないコンテンツがあると情報量不足とみなされかねません。
もしくは、単純にライバルサイトを見ていて『この内容も書けば、もっと読者のニーズを満たせるいい記事になるな』と思ったトピックがあれば追加していきましょう。
④ タイトルと見出し決め
- キーワード設定
- 読者のニーズ・ターゲット設定
- 記事構成決め
- タイトルと見出し決め←今ココ
- マネタイズ・行動設計
次に記事タイトルと見出し名を決めていきます。
慣れてきたら、③の記事構成決めの際に同時に決めてしまいましょう。
記事タイトル決めのポイント
キーワードを必ず入れる
記事タイトルには検索で引っかかるように設定したキーワードを必ず入れましょう。
キーワード:『仕事 仮病 理由』
記事タイトル:仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
できれば32文字以内で1文字も無駄にしない
PCで検索結果を見た時に、表示されるのは約32文字までです(スマホだともっと少ない)。
なのでできるだけ32文字以内におさめ、1文字も無駄にしない意識で書きましょう。
記事タイトル:仕事に行きたくなくて、仮病で休みたいときに使える理由を紹介します
↑句読点いらない、接続詞や無駄な単語省略、別の短い表現に言い換え(キーワードは除く)
記事タイトル:仕事を休みたい時に使える仮病の理由を紹介
記事の趣旨はできるだけ左側に
記事タイトル後半の文字は検索結果では省略して表示されてしまいます。
なので、記事の趣旨や「何が書いてある記事なのか」わかる単語はできるだけ左側に書く方がいいです。
記事タイトル:サラリーマン必見!仕事に行きたくなくて、休みたいときに使える仮病の理由を紹介します!
検索結果では:サラリーマン必見!仕事に行きたくなくて、休みたいときに…
↑何が書いてある記事かわからなくなってしまう
クリックしなくても内容を想像できる
上記のポイントと似ていますが、記事の中身を見なくても記事に何が書いてあるのか分かる記事タイトルを意識してください。
記事タイトル:もし仕事を休みたい!と思ったら読んでほしい記事です!
信頼できる情報だと期待できる
『この記事、信頼性がありそう!』と思わせる要素を入れるのもおすすめです。
その悩みを乗り越えた人であることや、その悩みの専門家であることを書くのがおすすめです。
記事タイトル:【上司が教える】仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
多くの部下の休む理由を聞いてきた上司が書いている記事だったら信頼できそう!
記事タイトル:【成功例アリ】仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
成功した例があるなら信頼できそう!
自分事だと共感できる
ターゲットを意識して「これはあなたのための記事ですよ」と思わせる要素を入れるのもおすすめです。
具体的にターゲットを設定していれば簡単に入れられると思います。
上記を全ておさえたうえでライバルのタイトルと差別化する
基本的に上記のポイントをおさえれば記事タイトルはOKです。
ただし、まれに検索上位のライバルが全て上記のポイントを抑えたいい感じの記事タイトルばかり、ということもあります。
その場合のみ、上記のポイントを外れない範囲でライバルと差別化するための要素を入れられないか検討してみてください。
逆説にする:【仮病はバレます】仕事休むための最強の理由を紹介
数字を入れる:2分で読める!仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
結論を言ってしまう:仕事を休む最強の仮病理由は『発熱』です
ターゲットにとって魅力的な要素を入れる:
- 【テンプレあり】仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
- 【コピペOK】仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
- 【今すぐ使える】仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
などなど
見出し決めのポイント
見出しの文法を理解する
見出しは「見出し1~見出し6」あたりまで(タグで言うとH1~H6)デフォルトで選べるようになっています。

見出しには文法があるので、正しく使用していきましょう。
- 見出し1は記事タイトルに設定されるテーマがほとんどなので記事中では使わない
- 基本的に見出し2から使う
- 見出し2の中で枝分かれしてさらに見出しを付けたいときは見出し3を使う
- 見出し3の中で枝分かれしてさらに見出しを付けたいときは見出し4を使う
以下繰り返し
本の目次に例えると分かりやすいと思います。
本はタイトルが一番上にあって、まず第1章、第2章、というように分岐します。
更に、第1章の中で1-1、1-2といった形で分岐していきますよね。
見出しに当てはめると以下のようになります。
- 本のタイトル=見出し1(H1)
- 第1章、第2章、第3章など=見出し2(H2)
- 1-1、1-2、2-1など=見出し3(H3)

ただし、あまり深い階層の見出しを使うと記事がわかりにくくなるので通常は見出し3くらいまでにとどめておくのが無難です。
本記事ではこんな感じになっています。(キーワードは意識していません)

見出し2にはキーワードを入れる
少なくとも『見出し2(H2)』には記事タイトルで狙っているキーワードを入れましょう。
具体例
キーワード:『仕事 仮病 理由』
ターゲット:仕事を仮病で休みたくてバレない理由が知りたいデスクワークのサラリーマン
記事タイトル:【すぐ使える】仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
見出し2:仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
見出し3:理由1:発熱
見出し3:理由2:腹痛
見出し3:理由3:インフルエンザ
見出し2:仮病が理由で仕事を休む時のおすすめ連絡手順
見出し2:仮病が理由で仕事を休んだ後の注意点
見出し3:注意点1:SNSに投稿しない
見出し3:注意点2:次に出社した時に一言お礼
見出し2:仕事を休むのにバレない仮病の理由まとめ
⑤ マネタイズ・行動設計
- キーワード設定
- 読者のニーズ・ターゲット設定
- 記事構成決め
- タイトルと見出し決め
- マネタイズ・行動設計←今ココ
最後にマネタイズ・行動設計をしていきます。
つまり『最終的に読者に良い行動をしてもらうためにはどうすればいいか?』を考えるということです。
ここは慣れてきたら③の記事設計と同時に考えながら設計していきましょう。
読者の良い行動
- しっかり読んで悩みが解決された→ページを閉じる
- この記事で悩みが解決されて、更に知りたいことが出てきた→内部リンクから自分のサイトの別の記事へ
- この記事で悩みを解決できるサービス・商品を知った→サービスに登録・商品を購入
読者の悪い行動
- この記事で悩みが解決されなかった→検索結果に戻る
- 期待外れだった→ほとんど読まれず途中でページを離脱
つまり、しっかり読んでもらえて、あわよくば複数記事読んでもらえるか、商品を購入してもらえるように設計すればいいですね。
本文を書く段階でも意識していきますが、ここでは記事設計段階でできることを紹介します。
しっかり読んでもらうための施策
しっかり読んでもらうために設計段階でできる施策としては、読者目線で上から読んでみて、流れに違和感がないか確認することです。
複数記事を読んでもらうための施策
複数記事読んでもらうためには、関連する記事を内部リンクでつなげればOKです。
記事を書いている中で『ここを補足するのにこんな記事があればいいなー。』と思ったらそれを書いてリンクさせていきましょう。
(ブログ全体の設計やリンクのつなぎ方などは、別途講義で説明していきます)
具体例
記事タイトル:【すぐ使える】仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
見出し2:仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
見出し3:理由1:発熱
見出し3:理由2:腹痛
見出し3:理由3:インフルエンザ
見出し2:仮病が理由で仕事を休む時のおすすめ連絡手順
見出し2:仮病が理由で仕事を休んだ後の注意点
見出し3:注意点1:SNSに投稿しない
見出し3:注意点2:次に出社した時に一言お礼
見出し2:仕事を休むのにバレない仮病の理由まとめ
→休日の過ごし方を紹介した記事へリンク
→仕事に行きたくない理由と解決策を紹介した記事へリンク
商品を買ってもらうための施策
商品を買ってもらうための施策といっても、難しく考えなくても大丈夫です。
(ゴリゴリ売るための記事は別途成約型講義で解説していきますので)
Amazon、楽天などで売っている”その悩みを解決するのに役立つもの”を自然な流れでおすすめすればOKです。
設計段階で決めてもいいですし、記事本文を書いていく中で商品を洗い出していくのもおすすめです。
具体例
例えば、英会話学習の記事の中で、
参考書を選ぶポイントを伝える→『ちなみに僕はこれを使いました』
という流れで本のリンクを貼るとかですね。
ブログ記事の書き方:記事設計編まとめ
記事設計の手順まとめ
- キーワード設定
- 読者のニーズ・ターゲット設定
- 記事構成決め
- タイトルと見出し決め
- マネタイズ・行動設計
設計図具体例
キーワード:『仕事 仮病 理由』
ターゲット:仕事を仮病で休みたくてバレない理由が知りたいデスクワークのサラリーマン
記事タイトル:【すぐ使える】仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
見出し2:仕事を休むのにバレない仮病の理由3選
見出し3:理由1:発熱
見出し3:理由2:腹痛
見出し3:理由3:インフルエンザ
見出し2:仮病が理由で仕事を休む時のおすすめ連絡手順
見出し2:仮病が理由で仕事を休んだ後の注意点
見出し3:注意点1:SNSに投稿しない
見出し3:注意点2:次に出社した時に一言お礼
見出し2:仕事を休むのにバレない仮病の理由まとめ
→休日の過ごし方を紹介した記事へリンク
→仕事に行きたくない理由と解決策を紹介した記事へリンク
次はこの設計図を基に記事本文を執筆していきます。

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