こんな方に役立つ記事です。
僕は今まで自分で数百記事程度書いてきて、その過程で記事の書き方をつかんできました。
ただ、割と我流でやってきたので、今になって『もっと早く知りたかったー』って思うことも結構出てくるんですよね。
なので初心者の方は、最初に一通り記事の書き方の基本形を身につけた方が効率的にやっていけると思います。
ということで今回はそんな初心者向けに、アフィリエイト記事の設計や本文執筆方法、細かいSEO対策の設定まで網羅的にまとめてみました。
この記事の内容を実績していただければ、初心者の方でもしっかりした記事が書けるようになります。
Contents
アフィリエイト記事の書き方の基本
アフィリエイト記事の書き方はこの3ステップでやっていきます。
記事の書き方3ステップ
- 記事設計をする
- 本文執筆
- 各種SEO対策・設定
アフィリエイトの記事の書き方1:記事設計をする

- キーワード設定
- 読者のニーズ設定
- 記事構成決め
- マネタイズ・行動設計
- タイトルと見出し決め
まずはこの手順で記事の設計をしていきます。
いきなり本文を書きたくなるかもしれませんが、この設計で記事の大部分が決まるのでしっかり設計していきましょう。
① キーワード設定
- キーワード設定 ←今ココ
- 読者のニーズ設定
- 記事構成決め
- マネタイズ・行動設計
- タイトルと見出し決め
まずは記事で書くキーワードを決めます。
とは言え、僕の講座通りに進めていただいているのであれば、この時点で既に書くキーワードは決まっていると思います。
具体的には、記事ネタ洗い出し→キーワード選定→ライバルチェックという手順を踏みます。
という方は、まずはキーワード選定の理論から学んでみてください。

最初はライバルチェックまでできなくて大丈夫です。
記事執筆に慣れてきたら取り入れてみてください。

② 読者のニーズ設定
- キーワード設定
- 読者のニーズ設定 ←今ココ
- 記事構成決め
- マネタイズ・行動設計
- タイトルと見出し決め
次に読者の検索ニーズを設定していきます。
要するに、①で決めたキーワードで検索してくる人は、どんなことが知りたくて検索しているのかを設定します。
書きたいことを書くのではなく、まず読者の悩みや知りたいことがあって、それに対する答えを書くのが記事でしたね。
僕の講座の流れで進めていただいた方は、記事ネタを洗い出した際のターゲットの悩みが検索ニーズに当たります。
また、ライバルチェックできている方は、より正確に読者のニーズを把握しているかと思います。
ちなみに、読者のニーズには、顕在ニーズと潜在ニーズの2種類があります。
顕在ニーズ:読者が自覚しているニーズ。『この悩みを解決したい』と明確になっているものです。
潜在ニーズ:読者が自覚していないニーズ。『言われてみれば確かに知りたかった、欲しかった』というものです。
例えば、
キーワード:泣ける映画、ランキング
顕在ニーズ:お勧めの泣ける映画をランキング形式で知りたい
潜在ニーズ:どうやったら観れるか、お得に観る方法もあれば知りたい
こんな感じです。
とは言え、この時点では顕在ニーズだけ掴んでおけば大丈夫です。
潜在ニーズに関しては記事構成を考えながら同時に考えていきましょう。
③ 記事構成決め
- キーワード設定
- 読者のニーズ設定
- 記事構成決め ←今ココ
- マネタイズ・行動設計
- タイトルと見出し決め
次に記事の構成を決めていきます。
書く内容(見出し)とその順番を決めていくということですね。
記事構成はこの3ステップで考えていけばOKです。
- 顕在ニーズへの答えを書く
- 潜在ニーズへの答えを書く
- ライバルチェックで抽出したコンテンツを足す
①顕在ニーズへの答えを書く
例えば、
- キーワード:泣ける映画、ランキング
- 顕在ニーズ:お勧めの泣ける映画をランキング形式で知りたい
という設定をした場合、まず最初の見出しには顕在ニーズに対する答えがきますよね。
記事構成:
■泣ける映画ランキングTOP10
こんな感じです。見出しはとりあえず仮で大丈夫です。
ただ、この内容だけだと、顕在ニーズだけを満たす100点の記事になります。
読者の期待値以上に価値のある120点の記事にするためには、ここからさらに潜在ニーズを満たす内容を書く必要があります。
・結論から書くこと
『泣ける映画 ランキング』と検索した人に対して、いきなり『映画で感動できる理由』とか『私が泣いた体験談』を書くのはダメです。
『そんなことより早く結論を教えてくれよ』と思いますよね。
記事構成ができたら、一旦、設定した読者ニーズ目線でチェックしてみるといいですね。
②潜在ニーズへの答えを書く
最初の見出しで顕在ニーズが解決された後に、次にどんな疑問やニーズが出てくるか考えます。
例えば、
記事構成:
■泣ける映画ランキングTOP10
1位~
2位~
最初の見出しで泣ける映画を紹介した次に、どんな疑問や欲求が出てくるか考えます。
ここでは、
どんな映画がおススメか分かったし、観てみたいんだけど、お得に観れる方法があれば知りたい。
という欲求が出てくると設定してみます。
となれば、次の見出しはこの潜在ニーズに対する答えを書けばいいわけですね。
記事構成:
■泣ける映画ランキングTOP10
■お得に映画を観る方法
■まとめ
こんな感じになります。
もしくは、
記事構成:
■泣ける映画ランキングTOP10
ー各作品ごとにレビュー、見る手段、お得に見る方法を記載
■まとめ
こんな感じで、映画を紹介しつつ、それぞれの映画を観る方法を解説するといいですね。
潜在ニーズに正解はありませんが、ライバルチェックでライバルの記事を見つつ考えてみてくたさい。
潜在ニーズを考えるポイントがあります。
それは、基本的に検索してくる人はできれば無料で、今すぐに、簡単に悩みを解決したいと思っている、ということです。
見ず知らずの筆者からいきなり高い商品をお勧めされても『買いたい!』なんて思わないですよね。
③ライバルチェックで抽出したコンテンツを足す
そこにライバルチェックで抽出したコンテンツを付け加えていきます。
付け加えるのは以下の2つ。
- 検索順位上位のほとんどのライバルサイトが触れている内容
- ライバルサイトを見ていて、「これ自分の記事にも書いた方がいいな」と思った内容
例えば、もし検索順位1~10位までのほとんどのライバルサイトが「ランキングの映画の上映時間の比較」をしていたのであれば、自分も記事に含めた方がいいですね。
ライバルはみんな書いているのに、自分だけ書いていないコンテンツがあると情報量不足とみなされかねませんので。
もしくは、単純にライバルサイトを見ていて『この内容も書けば、もっと読者のニーズを満たせるいい記事になるな』と思ったトピックがあれば追加していきましょう。
④ マネタイズ・行動設計
- キーワード設定
- 読者のニーズ設定
- 記事構成決め
- マネタイズ・行動設計 ←今ココ
- タイトルと見出し決め
次に考えるのは『最終的に読者にどう行動してほしいか』です。
ここは慣れてきたら、③と同時に考えながら設計していきましょう。
- この記事で悩みが解決されなかった→記事を閉じて検索結果に戻る
- この記事で悩みが解決された→ページを閉じる
- この記事で悩みを解決できるサービス・商品を知った→サービスに登録・商品を購入
- この記事で悩みが解決されて、更に知りたいことが出てきた→内部リンクから自分のサイトの別の記事へ
Google AdSense主体の記事であれば特に成約は考えず、内部リンクに流せばいいですね。
記事を書いている中で『ここを補足するのにこんな記事があればいいなー。』と思ったらそれを書いて自然な流れで内部リンクすればOKです。
Amazon、楽天の商品の広告を貼る場合も同様に、”その悩みを解決するのに役立つもの”を自然な流れでおすすめすればOKです。
例えば、英会話学習の記事の中で、
参考書を選ぶポイントを伝える
→『ちなみに僕はこれを使いました』
という流れで本のリンクを貼るとかですね。
自分が過去にその悩みを解決した際に、買ってよかったものを紹介するのが一番導線が近くて自然です。
あとは、
『この問題に取り組む前に、前提知識としてこれ読んどくといいです。』
→本の紹介
あたりが導線の距離的にギリギリかなと思います。
導線の距離:読者の悩み→商品の成約までの距離。遠いほど成約が難しい。
導線が近い例
読者の悩み:リンゴが食べたい!
提案:リンゴどうぞ
導線が遠い例
読者の悩み:痩せたい
提案:
痩せるにはカロリーを減らすのがいいです。
→でもカロリーを減らしたらお腹すきますよね。
→リンゴはカロリー低くてお腹も満たせて栄養も豊富な食品なんです。
→だから痩せたいならリンゴを食べるのがいいんです。
→リンゴどうぞ!
導線が遠いところから商品を成約させたい場合、各種ライティングテクニックを使っていきます。
しかし、そこまで苦労してAmazonや楽天の商品を売っても、金額はたかが知れているので効率が悪いです。
ゴリゴリの成約型広告で攻める場合は別記事でまとめていますのでそちらをご覧ください。

⑤ タイトルと見出し決め
- キーワード設定
- 読者のニーズ設定
- 記事構成決め
- マネタイズ・行動設計
- タイトルと見出し決め ←今ココ
慣れたら、③の記事構成決めの際に同時に決めてしまいましょう。
以下のポイントを意識して記事タイトルと見出しを決めていきます。
記事タイトルのポイント
キーワードの並び順は出来るだけ変えない
『新宿 池袋 行き方』と『池袋 新宿 行き方』では検索結果は変わってきます。なので選定したキーワードの並び順は変えないほうがいいですし、できるだけキーワードの間に余計な単語も入れない方がいいです。
32文字以内
PCで検索結果を見た時に、記事タイトルは32文字までしか表示されないので、それ以内におさめましょう。
興味を引く要素を入れる
- 数字を入れる:5分でわかる、0円
- 疑問形にする:なぜ~?、~分かりますか?
- その他:理由、方法、まとめ、比較、失敗談
見出しのポイント
見出しにもキーワードを入れる
少なくとも”見出し2”にはタイトルに入れているキーワードを入れましょう。
例えばこの記事ではタイトルで『仕事 行きたくない 辛い』というキーワードを狙っています。

なので、記事の中に3つある”見出し2”にも『仕事 行きたくない 辛い』というキーワードを入れています。

※『行きたくない→行きたくなくて』と若干変形してますが、これくらいなら大丈夫です。
アフィリエイト記事の書き方2:本文執筆

ここまでで記事設計ができていればほとんど終わったようなものです。
WordPress記事投稿画面の操作方法が分からない方は、先にこちらの記事の『WordPressブログ操作方法2:記事投稿画面の操作』の動画講義をご覧ください。

前書きの書き方
まずは記事の最初に導入部分となる前書きを書いていきます。
前書きではこの3点をおさえて書けばOKです。
- 読者のニーズ(+共感)
- この記事で解決できること
- (その根拠や実績)
読者のニーズ(+共感)
「冬になると背中がかゆくてたまらないけど、どうにかならないかなー?」こんな方向けの記事です。
どうも、miyanoです。
世間では”たかが”背中のかゆみと思われがちですが、実際想像以上に辛いですよね。
こんな感じです。
自分のブランディングを押し出して、何かCVさせたいものがある場合は共感の文章を強めに書くといいです。
この記事で解決できること
そんな方のために、この記事では冬の背中のかゆみを止める方法を、シチュエーション別にまとめてみました。
こんな感じで、この記事を読むことで顕在/潜在ニーズを満たすことができる、ということを書きます。
その根拠や実績
主張に対して根拠や実績があれば、それも軽く書き加えた方が信頼性が上がりますね。
見出しの使い方
こちらの記事でも説明していますが、見出しのつけ方にはルールがあります。


”見出し2”から使って、”見出し2”の中にさらに見出しを付けたい場合は”見出し3”を使う、という形ですね。
例えば、

この記事の見出しの内訳は、

こうなっています。
本文の書き方
各見出しごとにPREP法で文章を書いていきます。
PREP法とは?
Point:結論・主張
Reason:理由
Example:具体例
Point:結論・主張
の順番で書く文章校正。簡潔で説得力のある文章に用いられます。
例えば、
見出し:
アフィリエイト初心者は質より量を重視しよう
P:
アフィリエイト初心者のうちは、質より量を重視して、記事をたくさん書いた方がいいです。
R:
なぜなら、いきなり質を高めようと思っても、量をこなさないとスキルとして身につかないからですね。
E:
例えば、学校の教科書を1度読んだだけではテストで実力を発揮できないですよね。
ひたすら問題を解いて量をこなすことで、実力として身につくはずです。
P:
なので、アフィリエイトでも同じように、まずは質より量を重視して記事をたくさん書いていく方がいいです。
基本的にはこんな感じで書くだけでOKです。
オリジナリティを出して差別化を図るためには、Eの具体例の部分で自分の体験談、経験談、実際のデータを書くと効果的です。
当たり障りのない内容は誰でも書けるので、大手メディアに負けてしまいます。
体験談、ぶっちゃけ話、失敗談など、あなただからこそ書ける内容を書くことで、差別化につながりますし、読者の共感も得られるようになります。
全ての見出しにおいてPREP法がきれいに当てはまるわけではないですが、かなり使い勝手がいいので意識してみてください。
- 1文は長くなり過ぎないようにする(長いと読みずらい)
- 適度に改行する(1文書いたら改行)
- やり過ぎない程度に太字、文字の色替え、BOX、吹き出し等を使う
初心者であればそこまで意識しなくてもいいですが『共起語』という概念があります。
一通り記事を書くことに慣れたら、興味があればググって記事執筆に取り入れてみてください。
その際に意識してほしいのは、読者に最適な流れで記事を書いたうえで、無理のない範囲で共起語を含めて書く、ということです。
共起語を主体に書いて不自然なコンテンツになっては本末転倒なので。
アフィリエイト記事の書き方3:各種SEO対策・設定

本文を書き終わったら、あとは細かい設定をすればOKです。
画像の挿入
全く画像のない記事は殺風景ですよね。
なので、「見出し2」1つにつき、1枚程度画像を挿入するのがおススメです。
パーマリンクの設定

ブログの各記事のURLの末尾部分のことです。
「編集」ボタンを押すことで編集することができます。
ユーザビリティの観点から、できるだけシンプルで、論理的で人が理解できるアドレスが良いとされています。
- 半角英数字で入力(日本語入力はやめたほうがいいです)
- 記事で狙うキーワードを入力
例えば、「WordPress 設定」というキーワードをタイトルに入れる場合、パーマリンクは「wordpress-setting」と入力します。
カテゴリー
記事の内容に合った適切なカテゴリーを作成、選択すればOKです。
ビッグキーワードを関連記事を網羅することで狙うのであれば、キーワードをカテゴリーに設定した方がいいと言われています。
それに関しては成約型広告の記事で説明していきますので、初心者のうちは意識しなくても大丈夫です。

タグ
タグとは記事の小カテゴリみたいなイメージです。
昔はここにキーワードをぶち込みまくるとSEO上効果がある説が主流でした。
しかし今は、明確にユーザーの利便性を高められる設計にしないのであれば、基本的に設定しなくてOKです。
タグを設定すると、”○○のタグが付いた記事一覧ページ”みたいに、タグの数だけ内部ページが増えます。
でも、もしそこに1記事だけしか記事が入っていなかったら逆に評価を下げることになりかねません。
記事の分類はカテゴリーですればOKです。
詳しく知りたいマニアックな方は「タグクラウド SEO」とかでググってみてください。
メタキーワード
メタキーワードとは、ページがどのようなキーワードと関係しているのか、クローラーに伝える役割があるものです。
基本的に設定しなくてOKです。
昔はここにキーワードをぶち込むとSEO上効果がありました。
ですが、皆がキーワードをぶち込みまくって悪用された経緯から、現在はGoogleのクローラーはこのメタキーワードを無視しているので、SEO上効果はないと言われています。
というマニアックな方のために簡単に設定方法を書いておきます。

「All in One SEO Pack」導入している方は↑の画像の赤枠部分に入力します。

テーマ「JIN」を使っている方は↑の画像の赤枠部分に入力します。
「アフィリエイト、記事、書き方」「アフィリエイト、初心者」という2つのキーワードを狙う場合。

単語間は半角スペース、キーワード間は半角カンマで区切ります。
メタディスクリプション
メタディスクリプションとは検索結果で表示される記事の概要です。

上記画像の赤枠の部分ですね。
PCだと約120文字程度が表示されます。
ユーザーに表示される部分で、クリック率に関わってきますので適切に設定していきましょう。
- 記事内容
- 行動喚起
の2点を書いておけば大丈夫です。
例えば、
記事内容:初心者向けのアフィリエイト記事の基本的な書き方を分かりやすく紹介しています。
行動喚起:一通り記事の書き方を学びたい方はご覧ください。
こんな感じ。

「All in One SEO Pack」導入している方は↑の画像の赤枠部分に入力します。

テーマ「JIN」を使っている方は↑の画像の赤枠部分に入力します。
アイキャッチ画像
アイキャッチ画像は記事のサムネイル画像のようなものです。
記事に関連した画像を設定しておきましょう。
無料で使える画像素材サイトをこちらにまとめてみたので参考にしてみてください。

noindexとnofollow
普段は両方とも設定する必要はありません。
noindex
noindex設定したページは検索結果に反映されません。
質の低いページ、キーワードを狙っていない記事、検索結果に載せたくないページなどに使います。
nofollow
設定すると、外部リンクした際にリンク先にページ評価の受け渡しを無効化できます。
信頼できないコンテンツへのリンクに対して設定するのが本来の使い方ですので、基本的には設定する必要はありません。

「All in One SEO Pack」導入している方は↑の画像の赤枠部分に入力します。

テーマ「JIN」を使っている方は↑の画像の赤枠部分に入力します。
アフィリエイト記事の書き方まとめ

一通りの基本を詰め込んだらそこそこのボリュームになってしまいました。
最初から全て意識して書こうとすると時間がかかるかもしれませんが、慣れれば早くなりますので焦らずいきましょう。
僕も最初は1500文字の記事を書くのに3時間くらいかかっていましたが、今では倍以上のスピードになりましたので。
アフィリエイト全般はこちらにまとめていますので併せてご覧ください。

